AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年11月21日号では、ブロードリーフで特販部IoH営業課に所属する河合賢吾さん、プラスワンインターナショナルで広報を担当する白井優子さん夫婦について取り上げました。

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 夫27歳、妻27歳で結婚。それぞれがひとり暮らし。

【出会いは?】学生時代に共通の友人が開いたバーベキューパーティーで。
【結婚までの道のりは?】夫が大阪から東京へ転勤することになり、妻が仕事を辞めてついていこうと結婚を決めた。結局辞めずに、別居婚がスタート。
【家事や家計の分担は?】同居していたころは分担していたが、今は家事も家計も独立している。一緒に過ごす休日は主に夫が料理を担う。

夫 河合賢吾[38]ブロードリーフ 特販部IoH営業課

かわい・けんご◆1984年、滋賀県生まれ。2007年に大阪経済大学経営情報学部を卒業後、ブロードリーフ入社。製造業、物流業など企業の生産性向上や技術伝承などの改善活動を支援するソフトウェア提案とサポートを担う

 別々に住む暮らしは意外と快適で同僚にうらやましがられることも。僕らにとっては、一定の距離を保ちながらも何かあればすぐに駆けつけられる距離にいるという安心感が大切だと思っています。

 妻は虫が大の苦手で「部屋にクモがいる」と助けを求められることも。そんな時はすぐに2駅の距離を電車に乗って駆けつけます。どちらかが体調を崩した時も食べ物や薬を届け、助け合っています。

 思えば同居していたころは、些細なことでケンカをしていました。ちょっとした意見の違いをきっかけに、言わなくてもいいことを言って傷つけてしまうことも。

 今は週末に会うことがリフレッシュなので、一緒にいられる時間を大切に過ごしたいと思うようになりました。

 妻が広報の仕事をするようになり、自らの視野を広げて、全力で、結果を出そうとする姿に、こんなにも頑張れる人なんだと驚かされます。そんな彼女の意欲を、いつも応援できる存在でいたいなと思っています。

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