竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

「コンビニ百里の道をゆく」は、53歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

【写真】ローソンで販売中の「食物繊維が摂れる 梅しそごはんおにぎり」はこちら

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 健康のために、食べるものに気をつかっている方は多いと思います。

 健康でいれば「好きなものを食べ続けることができる」とも言えますよね。

 これまで食事で注意すると言えば、糖質にしろ塩分にしろ「多くとりすぎず、控えめにしよう」という、「制限系」の意識が強かったと思います。その意識が、コロナ禍を経て変わってきています。

 ある調査によると、コロナ前と比較して「栄養バランスのとれた食事」や「免疫力がつく食事」をより意識するようになっているそうです。

 それを背景に、健康のために引き続き「低糖質」「低カロリー」を求めるニーズはありつつも、一方で「たんぱく質」「食物繊維」といった栄養成分を「体によさそうな食材・食品」として意識して積極的に摂取する人が増えてきています。

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竹増貞信

竹増貞信

竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

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