大西洋平
本当は丁寧にじっくりと、自分の心身の健康や資産管理、スキルアップや子育てにじっくり向き合いたい。ただ、毎日2、3時間を費やすのは、忙しい現代人には難しい。それならば「15分」。1日15分の捻出で、人生が劇的に変わるのだ。AERA 2022年7月18－25日合併号から、スキマ時間でできる「お金が貯まる体質になる方法」を紹介する。
【写真】FPオススメのアプリはこちら！レシートを撮影して送信するとポイントも貯められる
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お金の世界で顕著にうかがえるのは、堅実な人が着々と蓄えを増やす一方、無頓着な人はほとんど貯まらないという二極化現象だ。後者に該当する人たちも密かに悩んでいるはずだが、スキマ時間でできる取り組みで“マネー体質”は激変しうる。
節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは次のように指摘する。
「普段、多くの人たちは節約のことをあまり意識せず、何げなく買い物をしているはず。こうした行動が習慣化すると、家計のムダになかなか気がつきません。浪費をなくす第一歩は、その日の買い物で受け取ったレシートのチェックから。15分もかからない作業ですし、『これは買わなくてもよかったかも』と気づくことが大事です」
コンビニなどでレシートを受け取らない人を見かけるが、それは自滅行為。きちんと自分が買った品を振り返ることこそ、浪費を減らす基本だ。面倒と思うかもしれないが、楽天が提供する「Rakuten Pasha」のようなアプリを利用すればついでに、ポイントも貯められると丸山さん。
「まず、買い物は同サービス内の『今日のトクダネ』に掲載している商品の中から選ぶようにして、申請後購入したレシートをスマホで撮影して送信すると、楽天ポイントがもらえるのです。買い物の決済に楽天カードや楽天ペイを使えばダブルでポイントがつくことになります」
■節約しつつ満足度向上
ただ、すでに「楽天経済圏」以外で別のポイントを貯めている人も少なくないだろう。そこで、次に丸山さんが教えてくれたのはスマートバンクが提供する「B／43」。これは、VISAのプリペイドカード（チャージ方式）と家計簿アプリがセットになったサービスだ。
「プリペイドカードで支払いを行うだけでアプリ上に利用明細が記録され、家計簿を自動的に作成します。パートナーと同居している人なら、一つの口座で2枚のカードを発行できるので、2人でチェックし合いながら家計を管理できます」
大西洋平
出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、ＩＴ、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。
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