※ここから紹介する東証ETFのデータは2022年7月11日現在のもので、価格は市場終値。分配金利回りは直近1年分の合計と同年7月8日現在の基準価額から算出しています。 

◆11位 NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信<2515>

価格/1252.5円 売買単位/10口 信託報酬(税込み、以下同)/0.187% 分配金利回り/2.42%

→日本を除く先進国の不動産に投資できる。ここ2年、価格はゆるやかに成長している。信託報酬もリートのETFにしてはリーズナブル。2%台の分配金利回りがうれしい。家賃をもらう感覚で。なお、不動産のETFはメインではなくサブとして保有したい。

◆10位 iシェアーズ 米国リート ETF<1659>

価格/2731円 売買単位/1口 信託報酬/0.22% 分配金利回り/2.66%

→こちらは「米国の」不動産に投資できる。こちらも11位の「外国REIT」と同様、ゆるやかな価格成長。1口約3000円と手頃な価格で買える。信託報酬も合格ライン。分配金利回りも3%近くと良好。

◆9位 MAXISナスダック100上場投信<2631>

価格/1万1810円 売買単位/1口 信託報酬/0.22% 分配金利回り/0.28%

→米国IT関連株の宝箱的指数「ナスダック100」に連動。通常の投資信託でナスダック100のインデックス型を買うと信託報酬は最安0.4%台だが、こちらは0.22%と安い。成長株が多いため分配金利回りは低いが、そもそもナスダック100は値上がり重視で買うべき対象。値動きがやや激しいので、少なめの口数で試そう。

◆8位 上場インデックスファンド米国株式(ダウ平均)為替ヘッジあり<2562>

価格/2661円 売買単位/10口 信託報酬/0.33% 分配金利回り/1.26%

→有名な「NYダウ」指数に連動。「為替ヘッジあり」なので、円安・円高の影響を受けない。NYダウの中身はブルーチップと呼ばれる米国の優良企業30社。信託報酬が0.33%と、やや高め。

◆7位 NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(為替ヘッジなし)<1546>

価格/4万2020円 売買単位/1口 信託報酬/0.33% 分配金利回り/0.72%

→8位と同じくNYダウ採用の30銘柄に投資できる。こちらは「為替ヘッジなし」のタイプ。せっかく米国に投資するのなら、このETFに限らず「為替ヘッジなし」を推したい。2022年のように円安が進行すると円換算では儲かることになり、インフレ対策にもなる。その逆も当然あるが、為替のリスクはとってよいと私(桶井 道)は考えている。

◆6位 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本<1554>

価格/3106円 売買単位/10口 信託報酬/0.264% 分配金利回り/1.32%

→日本を除く世界中の株(先進国株+新興国株)に投資できる。日本株は個別株で持っている、もしくは日本株に期待していない人に向く。世界中の株と書いたが、組み入れ上位は米国株で、全体の60%以上を占めている。2位は英国株で約4%、3位は中国株で3%台後半。

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東証ETFの上位5本は米国株比率高め