7月8日公開の映画「モエカレはオレンジ色」で、熱い消防士を演じたSnow Manのリーダー・岩本照さんがAERAに登場。人を助け、守ることについて熱く語った。AERA 2022年7月11日号の記事を紹介する。
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「助けると思いますよ。純粋に」
消防士を演じた映画「モエカレはオレンジ色」のように、もしも放火やガス爆発といった危機的な場面に遭遇したら? 質問には想像通りの答えが返ってきた。自分の命が危ない状況で、恐怖は感じないのだろうか。
「何も考えないですね。たぶん、行動が先に出ちゃって」
小さなことでも、最近、思わず手を出して助けてしまったことは?
「例えば、長い階段をキャリーケース持って上がろうとしてる人がいたら、俺が持つ。いまだと、ご時世的にあんまり触れてほしくない人もいるかな?とも思うけど、でもこの距離持って上るの絶対きついよな、って声かけたり。なんか俺、いい人とかっていうのは別にどうでもよくて。ただただ、自分が見て見ぬふりするのが嫌なんですよね」
それは自身が苦手な、恐怖を感じる状況であっても同じかと問うと、「お化け屋敷は助けます。虫は無理」ときっぱり。実際、YouTubeの企画でお化け屋敷に向井康二と入った際は、自分も怖がりながらも守り助ける姿が印象的だった。ちなみに「さわれない」と言う虫のなかでも特に怖いのはバッタ。バッタが背中についた人に助けを求められたら?
「助けます。……まあ、手で取りますよ。そりゃ、バッタだろうがなんだろうが、いきますよね。助け求められたら」
体脂肪率4%の鍛え上げた長身に、高い身体能力。自律心の高い、才能溢れるSnow Manのリーダー。一方で、涙もろく、怖がりで、甘いもの好き。そのギャップと豊かな表情に?沼る?ファンも多い。だが何よりも、この侠気こそが、男女問わず惚れさせる理由ではないか。
映画を観た宮舘涼太は、こう語った。
「僕のなかではもう、照だったんですよ。照が言うセリフひとつひとつにすごく説得力があって。長年一緒にやってきたからこそ、じーんとくるものがありました」
躊躇も誇示もすることなく人を助ける、まさに、映画さながらのヒーローだ。(編集部・伏見美雪)
※AERA 2022年7月11日号