※金融庁の「つみたてNISA対象商品届出一覧」(2022年4月7日現在)から米国株式、全世界株式、先進国株式のインデックスを指数とする投資信託を抽出し、純資産総額やリターンの面で優秀なものをそれぞれ5本ずつ掲載。純資産総額などのデータは2022年4月12日現在で取得可能なデータを使用。純資産総額は億円未満を四捨五入。信託報酬は年率、税込みで、実質的な運用コストの合計。リターンは分配金なども考慮した「トータルリターン」で、設定日が1年、3年に満たないものは――とした
※金融庁の「つみたてNISA対象商品届出一覧」(2022年4月7日現在)から米国株式、全世界株式、先進国株式のインデックスを指数とする投資信託を抽出し、純資産総額やリターンの面で優秀なものをそれぞれ5本ずつ掲載。純資産総額などのデータは2022年4月12日現在で取得可能なデータを使用。純資産総額は億円未満を四捨五入。信託報酬は年率、税込みで、実質的な運用コストの合計。リターンは分配金なども考慮した「トータルリターン」で、設定日が1年、3年に満たないものは――とした

 低コスト投信による証券会社の収益は信託報酬。たとえば「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の信託報酬は年0.0968%だ。そのうち販売会社である証券会社の取り分は0.034%。あなたが1万円で買ったら、証券会社に入る収益は3.4円。クレジットカード決済で1%のポイント還元=100円を返したらどう見ても赤字である。いつ停止になっても文句は言えない。

 では、クレジットカードで投資信託を決済しながらつみたてていくなら、どれがよいか。

 つみたてブームに火をつけた横山光昭さんから、「ヨコヤマの教え」を聞こう。横山さんは2017年に『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)を出版、シリーズ累計90万部を超えている。

「『この投信は、米国のS&P500と同じ動きだよ~』『こっちの投信は世界中の株が丸ごと入ってるんだよ~』と、わかりやすいインデックス型投信が初心者にもおすすめです。自分がよくわからないものは買わないこと」

 長期の「儲かり度」で見ると、アクティブ型投信はインデックス型投信に勝てないと言われる。運用コストである信託報酬もインデックス型投信のほうが安い。

「細かいことは調べたくない、投資のことはそんなに考えずに暮らしを楽しみたいならインデックス型投信を。つみたてを申し込んだら、あとは『気絶』していればそれでいいです」

 気絶(笑)。本当に気絶する必要はないが、インデックス型投信の選び方は意外に簡単だ。どれもインデックス=指数との連動を目指して運用しているので、結局は「どの指数を選ぶか」を決めればいいだけの話。

 指数とは、日本株225銘柄が対象の日経平均株価や米国株500銘柄が入っているS&P500などのこと。ニュースなどで見たことがあるのでは?

 さて、どの指数を選ぼうか。

「世界経済が成長し続ける限り、長期的には株価も少しずつ上がっていくはず。そう考えると3タイプです。今のところ最強の経済力を誇るのが米国の株式指数。

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