AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年5月23日号では、クラフトバンク株式会社 代表取締役社長の韓英志さん、株式会社サムライウーマン 代表取締役社長の高原友美さん夫婦について取り上げました。

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 妻が31歳、夫が37歳のときに結婚。長女(5歳)、長男(7カ月)と4人暮らし。

【出会いは?】人材交流のため、妻の同期が夫の勤務先に派遣され、夫と同じチームの配属に。夫主催のカート遊びに同期が誘ってくれた。
【結婚までの道のりは?】出会って1年が経った頃、夫がドイツへ赴任する直前に再会。ベルリン・東京で1年交際し、結婚。
【家事や家計の分担は?】家事は主に妻が担い、状況に応じ夫がサポート。生活費は夫の分担が多め。

夫 韓英志[43]クラフトバンク株式会社 代表取締役社長

はん・よんじ◆1979年、大阪府生まれ。東京大学大学院修了。海外投資・M&Aの立ち上げに携わった後、欧州ベンチャーの代表としてドイツに赴任。退職後、2021年に建設テックベンチャー、クラフトバンクを創業

 当時僕は大型のM&Aを控え渡欧が迫っていて。その夜だけぽんと空いて、ふと思い出した彼女を突然飲みに誘い「一緒にドイツに来て」と。その後、彼女はベルリンまで毎月来てくれたけど、そのうち「最初の勢いはどこへ!?」と思ったらしく「3カ月以内に結婚を決めないと別れる」と言われ焦りました。「前進あるのみ!」みたいな彼女となら飽きない人生を送れそうだと意を決し、今に至ります。

 彼女は無理に時間を見つけてでも新しいことをやる、ザ・アントレプレナー。元来怠け者の僕も彼女にひっぱられて会社を辞め、創業者になってしまった。今は建設工事の受発注プラットフォーム事業をやっています。

 妻の尻に敷かれています。僕の仕事が忙しい分、家族のことは妻に任せきり。いたずら好きな妻と娘は、僕がトイレに入るとドアの前に物を置くし、寝ているとおなかに落書きをする(笑)。家族への愛情が強すぎてキャパ以上に無理をしがちなので、気を付けて。いつもありがとう。

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