楽天証券の武田成央さん。トウシル編集長をつとめる。マネー系のオウンドメディアは難しいといわれる中、2017年の立ち上げから3年で月間2000万PVを突破成功(写真/本人提供)
楽天証券の武田成央さん。トウシル編集長をつとめる。マネー系のオウンドメディアは難しいといわれる中、2017年の立ち上げから3年で月間2000万PVを突破成功(写真/本人提供)

 スマホのアプリやアップルウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスで投資情報を得る人は多い。アエラ増刊「AERA Money2022夏号」で<おすすめ>を調査した。あなたがまだ知らないアプリがあるかも!?

【アップルウォッチ対応の2強アプリ】

「日経平均株価が3万円割れ!」と聞いたとき、「安いのか、高いのか」を即座に判断するには、「最近の日経平均はこれくらい」「かつては、これくらいだった」ということを知っておかねばならない。

 相場観を養うには、いつも手元にあって、脳内に情報を「入力」できるアプリを利用するのが賢い。日頃から株価や為替の価格をインプットするだけでも、儲かり体質になれる。本記事では無料で使えて情報元としても信頼できるアプリを集めた。

 まずはイマドキのアップルウォッチから紹介しよう。今やアップルウォッチもシリーズ7まで登場し、充電の持ち時間も大幅にアップ。

為替をアップルウォッチで見るなら「GMOクリック FXneo」が最強。日本株、米国株は楽天証券「iSPEED」がおすすめ
為替をアップルウォッチで見るなら「GMOクリック FXneo」が最強。日本株、米国株は楽天証券「iSPEED」がおすすめ

 アップルウォッチでも使えるアプリの中では、まず「GMO クリック FX neo」を紹介したい。FX(外国為替証拠金取引)が好きな投資家に指示されている。

 1ドル=130円台と、久々の強烈な円安水準に為替レートが気になっている人もいるはず。GMO クリック FX neoは、リアルタイムの為替レートや経済カレンダー、チャート画面まで表示OK。アップルウォッチの小さな画面でも見にくさはない。

 FXに関してはその場でスピード注文もできるので、トレーダーもチャンスを逃さない。

 株式アプリでは楽天証券の「iSPEED」が鉄板だ。日本株はもちろん米国株にも完全対応している。以前は他のネット証券も競うようにアップルウォッチ対応のアプリを出していたが淘汰された。根強い人気を誇るのがGMOクリック証券と楽天証券、というわけだ。

楽天証券の投資情報メディア「トウシル」のアプリ版。マネー雑誌さながらの濃い特集が無料で読み放題
楽天証券の投資情報メディア「トウシル」のアプリ版。マネー雑誌さながらの濃い特集が無料で読み放題

 スマホアプリの中で一番のおすすめは楽天証券の投資情報メディア「トウシル」だ。2017年7月に配信を開始したトウシルの武田成央(さだちか)編集長は20年以上、マネー雑誌や経済記事を作り続けてきたベテラン。

 だからこそ個人投資家の知りたい投資のツボがわかるのだろう。雑誌のようにお金を払ってでも読みたくなるような情報がたっぷり詰まっている(トウシルは完全無料で読み放題)。相場状況に応じて組まれる特集記事は丁寧な取材に基づく。

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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