※写真はイメージ(gettyimages)
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 ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射……。日本への攻撃も懸念されるが、もしものときにどう行動すればいいのだろうか。AERA 2022年5月16日号は、専門家に生存確率を高める行動について聞いた。

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 ウクライナ侵攻を受け、ミサイルのリスクをどう考えればいいのか。

「北朝鮮、ロシア、そして中国は日本をミサイル攻撃できる状態です」

 そう指摘するのは、日本大学危機管理学部の福田充教授だ。北朝鮮はすでに通常弾頭であれば飛ばすことができ、ロシアは日本に向けたミサイルを極東に配備、中国は核ミサイルを多数保持しているとされている。・・

「ただ、現状ではロシアが日本に戦争を仕掛ける合理性はありません。それは中国も同じで、技術と能力はあるけれど、その可能性は低いという見方が主流です。ですが、技術や能力はまだ乏しいけれど、攻撃してくる可能性があると分析されているのが北朝鮮です」

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福井しほ

福井しほ

大阪生まれ、大阪育ち。

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