「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」でゲスト声優を務める松岡茉優さん。小中学生向けニュース月刊誌「ジュニアエラ」3月号では、この映画への思いや松岡さんの小学生時代について聞いた。

*  *  *

――「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」で演じたピイナはどんな子ですか?

 ピイナは、宇宙のかなたにある小さな星であるピリカ星の大統領・パピのお姉さんです。弟と星を守るために、命を投げ出す覚悟を持つ強くて優しい存在で、きっと自分にとって大切なオンリーワンの相手を思い浮かべてもらえるようなキャラクターだと思います。

――映画のシーンで印象に残っているところは?

 ピリカ星はクーデターによって、今まで平和だった土地が荒れ、景色が変わってしまいます。その様子はとてもせつなくて寂しいものだと感じました。作品はフィクションだけれど、私たちの暮らす地球のどこかでは実際に同じようなことが起こっている国もあります。作品を通して、現実にもそんな世界がどこかにあるのでは?と関心をもってもらえたらいいなと思います。

――作品の中では「あきらめない心」もテーマとなっていますが、松岡さんが小学生時代にあきらめずに頑張ったことは何ですか?

 漢字とマラソンです。私が通っていた小学校では年に2回漢字テストがあって、100点とれるまで、何回も再テストを受けなければならなかったんです。再テストはつらいので、ずっと漢字の練習をしていた記憶があります。マラソンは、運動は好きだったのですが、体力測定のシャトルランとマラソンがとても苦手で……。それでも毎年よく頑張ったなと思います。

――のび太はいい仲間に恵まれています。これから新学期に向けて、おすすめの仲間づくりの方法などありますか?

 私がうれしかったのは、中学生のときに別の小学校から入学してきたひとりの女の子が手紙をくれたことです。「着ている服や持っているものを見て、茉優ちゃんと仲良くなれそうな気がします。だからお友達になりたいです」と書いてあって、その手紙は今でも大切に持っています。私が今仕事でご一緒した方や家族、友達に手紙で思いを伝えるのが好きなのは、この経験からだと思います。ぜひ、この子と仲良くなりたいな、もっと知りたいなと思ったら、手紙を書いてみてはいかがでしょう?

著者 開く閉じる
AERA編集部
AERA編集部

NEXT松岡茉優さんに質問!
1 2