フリーの演技をする鍵山優真(GettyImages)
フリーの演技をする鍵山優真(GettyImages)

 北京オリンピック(五輪)は2月10日、フィギュアスケートの男子フリーがあり、鍵山優真(18)が銀メダルに輝いた。

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 鍵山と報道陣の主なやりとりは次のとおり。

――得点を見てメダルを取るとわかった瞬間、お父さんとどういう気持ちでしたか。

 見た通り、うれしい感情になりました。この数年間、オリンピックを目指して頑張ってきたすべての努力がつまった銀メダルだと思っているので。そこまでの道のりの成長をしっかりと感じることができた。とてもいい演技、いい演技ではなかったですけど、全力でやれたかなと思います。

――氷上で最後、疲れていた?

 疲れました。そうですね、全力でっていうふうに考えていたので。最後まで何があってもあきらめない滑りを皆さんに見せることができたらいいなというふうに思ったので。それができてよかったのと。まあ、オリンピックという舞台なので、一つの悔いも残したくないという気持ちで、思いっきり滑ることができてよかったです。

――今日も楽しめましたか。

 今日は団体戦とショートと違って、緊張しました。この演技ですべてが決まる、試合が終わってしまうと考えると、やっぱり緊張してしまいました。

――どう奮い立たせましたか。

 そうですね。緊張があった中でも、楽しい気持ちは忘れずにいられることができたので。そこは自分を保てていた、平常心でいられることができたのかなと思います。

――4年前、テレビで見ていた舞台、実際に表彰台に立ってどういう気持ちでしたか。

 4年前の自分は、4年後にここに立ってるなんて思ってなかったですし、ここまで成長ができてると思ってなかったので、すごく密度の濃い4年間だったと思います。

――「すべての努力が詰まった」と言いましたが、努力はどこがスタートでしたか。

 スケートを始めた頃から、オリンピックは夢だったので、そこからがオリンピックを目指してきたスタートになっています。

――(フィギュアスケートで1992年アルベールビル、94年リレハンメル両五輪に出場し、現在はコーチの)お父さんからどういう言葉を受けましたか。

 ちょっといろいろ忙しかったので、まずはおめでとうっていう言葉をもらいました。

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チェンへの思い