AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年1月24日号では、大和ライフネクストに勤務する畠中一江さん、アクセンチュアでコンサルタントを務める畠中良聡さん夫婦について取り上げました。

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2018年、夫26歳、妻27歳で結婚

【出会いは?】大学1年生のとき、共通の友人を介してご飯に行った。打てば響く感じで話が止まらず、「とにかく楽しい!」と思った。
【結婚までの道のりは?】出会いから2週間後、夫が告白して交際スタート。大学卒業後、妻は東京で就職し、夫は名古屋で大学院に進み、遠距離恋愛に。夫が就職した年の夏、交際7周年で結婚。
【家事や家計の分担は?】現在は夫が仙台勤務で週末婚。家事は、平日は各自行い、週末は分担を半々に。生活費とローンはきっちり折半し、毎月共同で貯金をする。

妻 畠中一江 [30]大和ライフネクスト

はたなか・かずえ◆1991年、愛知県出身。名古屋大学工学部卒業後、大和ライフネクストに入社。学生時代から社会課題と考える防災サービスについて、社内の新規事業企画制度に応募して受賞。発起人として現在全社展開中。自称、社内起業家

 大学を受験するとき、親が金銭的に困窮しまして……。私は1年浪人して、学費の半額免除と奨学金が無利子返還になる成績優秀者奨励奨学金を取得。なんとか進学したものの、親との仲は悪化して、たびたびもめごとに。そんな私を夫は受け止めてくれ、自分事として解決策を考えてくれました。さげすむことなく、人として成熟した対応をしてくれたことに感謝しています。

 結婚するときには、お互いに経済的に自立していることを約束しました。そのほうが転職や独立など、自分が新たに挑戦したいことが出てきても、お金や生活のために諦めずにすむからです。

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