(イラスト 西田ヒロコ)
(イラスト 西田ヒロコ)

 投資経験ゼロの人にとって、最初の一歩を踏み出すのは、かなり勇気がいる。「損したらどうしよう」。そんな不安も、「元手ゼロ」なら話は別だ。 さっそくトライしてみよう。AERA 2021年11月22日号は「投資信託」特集。

【比較表】手数料、条件は…?「ポイント投資」各社の特徴を徹底比較!

*  *  *

「投資の必要性は感じているものの、やはり損をするのが怖くて身銭を切る勇気がない……」

 そんな人にピッタリなのがポイント投資だ。買い物などで貯(た)まったポイントを“現金化”し、投資信託や株などの買い付け代金として利用できるサービスだ。もともとポイントはオマケのような感覚でもらったものだから、いわば“元手タダ”で投資を始められるわけである。

 楽天ポイントにdポイント、Pontaポイント、Tポイント、LINEポイントがメジャーな存在だ。いずれも、系列もしくは提携先の証券会社を通じて、ポイントで投資信託や株が購入できる。

 セゾンカードや丸井のエポスカードで貯まるポイントでも、ポイント投資ができる。選べる投資対象や利用できる税制優遇制度に違いはあるものの、概ね1ポイント=1円の換算率で投資を始められる。

著者プロフィールを見る
大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

大西洋平の記事一覧はこちら
次のページ