2014年に通常NISA、2018年につみたてNISAスタート(c)朝日新聞社
2014年に通常NISA、2018年につみたてNISAスタート(c)朝日新聞社

 つみたてNISAの人気が止まらない。2021年3月末現在で361万5075口座に到達。前年同期に比べ142万口座増えた(金融庁)。さて、個人はつみたてNISAでどの投資信託を買っているのか?

【つみたてNISA売れ筋ランキングが載ってるのはこちら】

■S&P500投信 不動のトップ継続

 金融庁に「つみたてNISA」対象としての届け出が受理された投資信託(以下、投信)は、6月18日発表の最新データで192本だ。そのうち「指定インデックス投資信託」とされているものは173本。アエラ増刊「AERA Money 2021秋号」では、これらすべての純資産総額を調べ、額が大きい順に並べたランキングを公開している。

 トップは三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。数年前まで先進国株式の投信や日経225の投信が幅をきかせていたが、米国株人気の勢いは止まらない。

 投資家の資金も集まり、米国株市場も高値を更新し続けているので、純資産総額はデータを集計した時点で5000億円台に乗せた。2021年9月17日現在は6380億円。まさに独走状態である。

■インデックス投信売れ筋ベスト10の顔ぶれは

 改めてベスト10を見てみよう。6月末現在で取得可能なデータから、純資産総額、信託報酬、直近1年のリターンも付記してある。「AERA Money2021秋号」には11位以降、最低位までのランキングが掲載されている。

【つみたてNISAのインデックス投信173本・純資産総額トップ10】

[1位] eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(三菱UFJ国際投信)

純資産総額 5350.4億円
信託報酬 0.0968%
直近1年リターン 46.1%

[2位] 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)

純資産総額 3156.2億円
信託報酬 0.162%
直近1年リターン 49.8%

[3位] <購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド(ニッセイアセット)

純資産総額 3088.2億円
信託報酬 0.1023%
直近1年リターン 46.0%

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4位以下は…こちら!