AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。2021年9月13日号では、タレントのキャスティングやイベント関係の業務に携わる増岡千晶さん、企業のSNSマーケティングの支援を担当する増岡宏紀さん夫婦について取り上げました。

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夫27歳、妻27歳のときに結婚。長女(0)と3人暮らし。

【出会いは?】お互い、友人のつながりで参加したハロウィーンパーティーで出会った。
【結婚までの道のりは?】出会った当時、夫は東京、妻は愛知在住だったが、妻が東京へ引っ越したのを機に再会。自然な流れで、交際、結婚に至った。
【家事や家計の分担は?】家事は主に妻が担当。育児は、夫も積極的にしている。財布は別々で、生活費は夫がメインで負担をしている。

妻 増岡千晶[30] ソシオ東京オフィス

ますおか・ちあき◆1991年、名古屋市生まれ。2歳から子役としてCMなどに出演。22歳で芸能活動をやめ、受付や、人材紹介会社などを経て、2020年にタレントのキャスティングやイベント事業を展開するソシオに転職。現在育児休業中

 出会いはハロウィーンパーティーでした。夫は「ゾンビメイク」だったので、素顔がわからない状態でした。会が終わる5分前くらいに少し話しただけなのですが、共通の友人がいることがわかり、その縁でSNSを交換しました。

 1年後、夫と再会。会うのは2回目ですが、「はじめまして」の状態でした。出会いがパーティーだったので、軽い感じの人かと思っていたのですが、将来設計をきちんとしていたり、家族のことを話してくれたり、真面目な一面にギャップを感じました。

 交際して2年後、私の27歳の誕生日にサプライズのプロポーズをしてくれました。夫は仕事が好きで、「結婚は先になると思う」と言っていたので、2倍驚くと同時に、感極まって涙が溢れました。

 私は子役として幼少期から仕事をしていたこともあり、働くのは当たり前のこと。親に「働かざる者食うべからず」とも言われてきました。夫の夢を応援したいですし、私も働きながら家族を支えていきたいと思っています。

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