写真はイメージです(gettyimages)
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星渉(ほし・わたる)/作家、講演家。著書に『神メンタル』『神トーーク』『99.9%は幸せの素人』(すべてKADOKAWA)は累計30万部を超えるベストセラー。(写真:本人提供)
星渉(ほし・わたる)/作家、講演家。著書に『神メンタル』『神トーーク』『99.9%は幸せの素人』(すべてKADOKAWA)は累計30万部を超えるベストセラー。(写真:本人提供)

 夫がいて子どもがいる今の生活に大きな不満があるわけではないけれど、どこかモヤモヤと満たされない。もしくは、子育ても仕事も毎日一生懸命頑張っているけれど、このままでいいのか?という迷いがある……子育て中の女性が多く抱える悩みではないでしょうか? そこで、フジテレビ『ノンストップ』でも紹介された『科学的にイライラ怒りを手放す 神子育て』の著者である、作家・講演家の星渉さんにこのような状態から抜け出す方法を教えていただきました。今回は目標設定のやり方についてです。

【写真】『神子育て』の筆者・星渉さんはこちら

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 前回は人の幸福度は目標を達成した時よりも、目標に向かって近づいていっていることを実感した時に高くなること、そのためには子育て中にママでも目的地を設定し、何かにチャレンジしたほうがいいことなどをご紹介しました。

 目的地の設定とは、自分がどのように変わりたいのか、自分がどのようになっていきたいのか、という自分が目指すものを決めることです。

 具体的なやりたいことが特になければ、自分がどんな状態になったら幸せか、というのを子育て以外のことでも考えてみます。

 仕事、パートナーとの関係、家族のあり方などまずは心の声に正直になってノートなどに書いてみてください。
 
 それはいつまでに実現したいのか、半年後、1年後、3年後、5年後というように日付も決めていきます。

 日付も決めるのは、夏休みの宿題と同じく、期限が決まっていないと実行しようと思わないからです。

 そうは言ってもすぐに目的地が出てくる人は稀かもしれませんね。なので、目的地の考え方や書き方のコツを紹介します。

1. 実現できるか、できないかは考えない

目標を書くとなると、とうしても「今の自分にはムリ」とか「こんな目標、実現するははずがない」とか「そんな時間はない」といったネガティブな思考が出がちです。とりあえず、今現在の状況や、実現する・しないにとらわれずに自由に書くことが絶対条件。

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