SUGA:競合があったということです。英語で書かないといけなかったので、挑戦したんですけれど、選ばれませんでした。血も涙もないです(笑)。

記者:ローリングストーン誌のインタビューで、RMさんはBTSがK-POPの中にあるのかないのかは気にしていないと言っていましたが、K-POPらしさ、BTSらしさはどのような部分にありますか? RMさんが担当したのは歌詞のなかでどの部分なのかも教えてください。

RM:僕が考えるには、音楽だけでなくいろんな芸術の創作というのがプロセスの中にある時にはあまりわからないんですが、過ぎてみればこれがこういうものだったのか、と評価されたりするんですね。僕たちは、ご存じの通り8年目の進行中のチームでありますし、グラミー賞のようにいろんな課題がいまも遂行されているチームなんですね。ですからK-POPだとか、アメリカ市場だとか、質問を受けた時に考察や討論をしているのですが、K-POPというのもいまはもはやジャンルというより一つの産業、カテゴリーになるのではないかと思っています。少しは拡張された概念になったのではないかと思います。僕たちの音楽がK-POPという枠の中で説明されるべきではないのではないか、というのはわかりませんが、BTSとして僕たちが最善を尽くした時に後日、記者の方々、評論家の方々が評価してくださるのではないかと考えています。そして僕が書いたパートの場合は、最後にJ-HOPEさんと呼吸をするパートがありますが、そこが僕が作ったパートです。そしてSUGAさんと僕がやり取りする部分の半分くらいは僕が作業した部分です。ラップパートの半分くらいは、元の形からぼくが修正したり、加えたりした部分であると考えてください。ありがとうございます。

(編集部・小林佳世、木村恵子)

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