永瀬:僕も、映画「真夜中乙女戦争」の撮影現場はすごく楽しかった。今、考えただけでもテンションが上がるくらい。去年は映画「弱虫ペダル」の撮影が途中で延期になったりして不安な時期もあったので、余計にそう感じますね。

平野:僕らの仕事だけじゃなくて、きっとみんなそうですよね。楽しい青春の時間がこういう状態になってつぶれてしまう人ももちろんいて、すごくもったいないとは思いますけど、できる範囲のなかで楽しいことを見つけていくしかない。そして、僕らがその楽しい時間を担えたら幸せだなと思います。

――グループとしての夢は何か。

高橋:もっともっとたくさんのドラマや映画に出て経験を積んで、他の人にできないような演技をしていきたいという、野心的な思いもあります。そして、個人の仕事で得たものをグループに還元したい。

岸:俺も同じです。

高橋:ホントに?(笑)

平野:昔から、歌もダンスも演技もバラエティーも、何でもできるグループになりたいという目標はあって。それは変わらないんですけど、今回のダンスの挑戦で欲が出ちゃいました。もっとダンスが上手になりたい。グループとして、もっといけるなって思った。

永瀬:だからこそというか、ツアーをしてみんなに今のパフォーマンスを見てもらいたい。北海道も含め、5大ドームで。

神宮寺:そうだね。難しい時期が続くけど、コロナが収まってくれれば……。いまの僕たちにしかできないパフォーマンスがあると思うので、1年って本当にすごく大切なんです。早く世の中が落ち着くように、毎日毎日、切実に願っています。

(ライター・大道絵里子)

AERA 2021年5月24日号