――全日本では「春よ、来い」などのプログラムを滑ることで、気持ちを持ち直したというお話でした。今回は何で戻してきたんでしょうか。

えっと、特に何もきっかけはなかったですね。本当に、何ですかね、もう気持ちを盛り返して、何とか這いつくばってやってきたっていう感じに近いと思います。

まあ自分としては4回転半を、この試合に入れたかったっていうのが本当の気持ちで、かなりギリギリまで粘って練習はしていたんですけれども、最終的に入れることはできなかったんで、ちょっと残念だなという気持ちと、あとは、全日本よりもさらに過酷な戦いの場なので、そういった意味でも、練習中、不安が襲ってきたりとか、そういったこともあって、大変だったとは思います。

ただ、あの苦しかった日々があったからこその、まあきょうの、まあ出来だったと思いますし、また、今のアップの考え方だったり、ジャンプの考え方だったり、スケートへの考え方だったりしていると思うので、それを大事に、あのときの自分に、よく頑張ったねって言えるような演技を、明日また目指したいなと思います。明日? 明後日か。明後日、目指したいと思います。

――アクセルを今回入れないと決断したのは、いつごろなんですか。

えっと出発の3日前ぐらいです。

【フリー後】

――振り返って、いかがでしたか。

 まあ、うーんと、すごい疲れました。まあすごく、何ですかね、自分のバランスが、一個ずつ崩れていってたので、なるべく転倒しないようにっていうふうに頑張れたとは思ってるんですけど。でも、本当に一つ一つ、全然自分の、自分らしくないジャンプが続いたので、非常に大変だったなというふうには思います。

――次の試合に向けての課題は?

とりあえず、次の試合がどうなるかわからないんですけれども、ただ、まあ時間があるのであれば、4回転半を、早く練習して、まずは着氷させて、完成度を上げて、試合に組み込めるようにしたいなっていうのが、とりあえず今の目標です。

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