――五輪シーズンに向けて、いつ、どのような形で練習をするのか、イメージしていることを教えてください。

 もちろん、今シーズンよりは、よくなってることを祈ってますし、またこのコロナについても、いろいろわかってきていることが増えているので、みんなでいろいろ対策しながら過ごしていけるようにっていうことを、まずは大切に思っていきたいなというふうに思います。

 ただ、僕たちアスリートは練習しなくてはいけないですし、もちろんフィギュアスケーターは、リンクの上で、氷上で練習をしなきゃいけないので、それも大切にしながら、ただ、やっぱり氷の上に乗れていること、または家族だったり、いろんな方が健康でいられることの大切さ、それの幸せさを感じながら、来シーズンに向けて過ごしていきたいなと思います。

――このオリンピック前の世界選手権について、特別な感想があったら教えてください。

 僕はソチオリンピックのときは、その前のシーズンの世界選手権で4位で、平昌オリンピックのときは、その前の世界選手権で優勝して、平昌に行きました。なので、まあ今シーズンの世界選手権で優勝した彼(ネイサン・チェン選手)に、彼に幸運があることを、とてもとても祈っています。

 まあ僕自身もオリンピックに関しては、いろいろ考えることはありますけれども、ただ、そうですね、まあいい思い出も悪い思い出も、よかったところも悪かったところもたくさんあります。

 でも、それがあったからこそ、今、成長してきたと思ってますし、また、これからどういう経験があるかわからないですし、これからどういうふうに世界の情勢が変わっていくかわからないですけれども、またベストを尽くして、オリンピックが来ることを心待ちにしたいなと思います。

AERAオンライン限定記事