AERA 2021年4月12日号より
AERA 2021年4月12日号より
シウマ/琉球風水志。沖縄県生まれ。風水師の母の影響で、大学時代から姓名判断や九星気学を研究し始める
シウマ/琉球風水志。沖縄県生まれ。風水師の母の影響で、大学時代から姓名判断や九星気学を研究し始める

 携帯番号の下4桁を足した合計数字による鑑定で、大人気の琉球風水志のシウマさん。AERA 2021年4月12日号は、仕事の悩みを解決する数字、リモートワーク運を上げる方法などを聞いた。

【写真】シウマさんはこちら

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 仕事運を上げる方法を教えてくれるのは、「突然ですが占ってもいいですか?」にも出演中の琉球風水志シウマさんだ。

 そもそも琉球風水とは何だろうか。

「風水というと、Dr.コパさんの西に黄色のものを置く、をイメージする方も多いかもしれません。琉球風水はちょっと違って、元々は地理学なんです。その時の環境、状況を見て国づくり、街づくりをしてきた」

 風水は沖縄方言では「フンシー」と言う。かつて琉球王府には風水師(フンシミー)という役職があり、首里城の選定立地も風水思想に基づいているという。

 母親も風水師で、自身の師匠であるというシウマさん。学生時代に野球をしていた頃は、ライバルチームのエースの名前や生年月日、背番号などから母親が分析し、「強気な性格のはずだから初球から決め球を投げてくるぞ」などとアドバイスをくれて、その通りになる不思議を目の当たりにしてきた。

 シウマさんによれば琉球風水では「ルールはあってないようなもの」だという。

「西に黄色は確かに金運アップするけれど、黄色は嫌いとか、インテリアに合わないという場合は、その気持ちのほうが大事だと琉球風水では考えます」

 琉球風水は動くことで気の滞りをなくすことを重要視するが、整理整頓や断捨離はなかなか腰が重いのも事実だ。

 そこで琉球風水とともにシウマさんが用いるのが、姓名判断や数秘をベースにしたオリジナルの「数意学」。

「人は数字で動くことに慣れているし、暗証番号などの数字はすぐに変えることができます」

 子どもの名付けで画数を気にする人が多いように、数字には固有のエネルギーがあり「吉数字」「凶数字」があると考えられている。

 シウマさんを一躍有名にしたのは、携帯番号の下4桁を足した合計数字で鑑定する方法。持っている本人に影響を与えやすく、自分の意思で変えられるため、開運のポイントになりやすいのだという。

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