ふくら ぼくはひらめき系と、計算問題はほかの人より得意かなと思います。何で得意かというと、クイズを始めたのは大学に入ってからだけど、クイズのために勉強をするというよりは、もともと算数の本がすごく好きだったんです。おもしろ算数トリックの本とか、ひらめき問題とか、「IQサプリ」を見たりとか。ほかの人よりたくさん問題を解いてる。それは好きだからこそできたことだと思ってます。

伊沢 量をこなすきっかけは、やっぱり好きだったから?

ふくら そうだね。だから結局、これを得意になろうと思ってやったというよりは、好きなものにいっぱい触れ合っていたという感じ。強くなろうと思って強くなったわけじゃなくて、「あ、これおもしろい。ほかにもこんなクイズないかな」っていうのを、どんどん本屋さんに行って探して。そこでわからない問題に出合うと解説を読んで、絶対に理解しようって。で、ぼくは同じ本を何度も読むんです。人間って忘れるから、また正解できない問題があって、「あーそうか、こうやって解くんだった」というのを繰り返す。最終的に全問正解できるようになると、次の本にいく。

伊沢 すごいね、そこまでやるって。何回も読んでるのがすごい。

こう オレも『読むだけですっきりわかる日本史』っていう本は15回くらい読んだな。

山本祥彰(以下、山本) それと数学はちょっと違くない?

ふくら こうちゃんは歴史の事柄を何千個、何万個と覚えてると思うけど、数学の計算問題のバリエーションとか公式の数って、実はめっちゃ少ないんだよね。あとはそれをどう応用していくか、使い方の部分だけだからね。100問載っている本を完璧に覚えたら、かなりのパターンが網羅できる感じ。

山本 いろんな言葉が出てきて、「あ、これ覚えてなかった」っていうのはわかるけど、「解き方を覚えてなかった」っていうのはあまりないな。

こう 数学の本って、あんまり何回も読むものじゃないよね。

一同 (笑い)

山本 算数パズルの本とか見たことはあるけど、何回も読むものじゃない(笑い)

ふくら 何回も読むよ! 結局、ぼくは正解が好きで、9割正解できる本でも全然楽しく読めちゃう。問題にドヤ顔で心の中で答えて、「あーやっぱり正解した!」っていうのが楽しい。

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