続いて120本を連打する2分間のフィットネスに挑戦。たったの2分だが、足も腰も腕も常に動かして、けっこういい運動に。ウエストや二の腕の部分痩せへの期待も膨らむ。

「楽しみながらできるので、ジムから乗り換えていらっしゃる方も多いです」(河又さん)

 ほんとほんと。

 続いて出かけたのは、日本で初めての完全個室のフィンランド式サウナ「ソロサウナ tune」。店名の通り、今はやりの「ととのう」っていうやつを、ひとりで満喫できるらしい。

 案内された先には、石に水をかけて蒸気を上げるロウリュがセルフで楽しめるサウナ室と、15度前後の大粒の冷水でクールダウンもできるシャワー室、そして休憩室があって、これを全部独り占め。体の隅々の毛穴が全開するように、タオルなしで寝転ぶマッパサウナを、一度はやってみたいと思っていた夢がかなった。あー気持ちいい。

 昨年の12月にオープンしたばかりだが、

「サウナ人気と、ほかの利用者とのディスタンスの心配がない個室が注目され、予想を超えるご予約をいただいています」

 と、tuneの取締役・河瀬大介さんも胸をはる。2週間先までの予約を毎日取る方式だが、「ソロサウナ3室と、同性のみ3人で利用できるグループ向けサウナ1室の1日分の予約が、毎日すぐに、売り切れる状態です」(女将の遠藤香さん)。

 そもそも「おひとりさま」という言葉は、飲食店の1人客を指したことから生まれた、食と関係の深い言葉。ソロ食も進化している。ひとりで食べるのに最適な飲食店に特化したグルメガイド、その名も「ソロメシ」なるアプリが登場していたり、ピザハットのおひとりさま専用のセット「MY BOX」も人気らしい。でも今回チャレンジしたのは、ワンランク上のソロ食、はやりのソロキャン(ソロキャンプ)から食だけを抜き出したような「ソロバーベキュー」。

 1人用のバーベキューグリルも各種発売されているので、そのなかでも前からほしかったロゴスの「グリルアタッシュmini」を買ってしまった。畳むと幅20センチ弱のミニトランクのようになるほか、キャンプ用品には珍しいカーキといったレトロなカラーもいい感じ。

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