AERA 2021年3月8日号より(撮影/写真部・高野楓菜)
AERA 2021年3月8日号より(撮影/写真部・高野楓菜)
AERA 2021年3月8日号より(撮影/福光恵)
AERA 2021年3月8日号より(撮影/福光恵)
AERA 2021年3月8日号より(撮影/福光恵)
AERA 2021年3月8日号より(撮影/福光恵)

 大勢でワイワイ楽しむのが難しい昨今だが、一人で楽しめることはたくさんある。こんなご時世だからこそソロ活を楽しんで、ソロ充目指してみませんか? AERA 2021年3月8日号から。

【写真】ひとりで満喫! 日本で初めての完全個室のフィンランド式サウナはこちら

*  *  *

 ソロ活(1人でしかできない贅沢な時間を過ごすこと)、ソロ充(ソロ活動で充実している人のこと)、ヒトリシュラン(心地いいひとりご飯ができる店の格付け)など、ソロ系新語もよく見かけるようになり、1人で楽しむ行動が注目されている。

 とくにコロナ時代は、お店に行っても、電車の中でも、おしゃべりなどのコミュニケーションは慎むのが原則。だったら1人でも10人でも、大して変わりはないわけで。ほかの客と接触が少なく、1人で十分楽しめるサービスも巷に増えてきた。

 そんなソロサービスのいくつかを、原則ソロ取材で体験してみた。いや、唯一カメラマンに同行してもらったのは、どうしても自分で撮影できないココ。ひとり卓球フィットネスが楽しめるマシン「ピンポンFIT」がある卓球スクール「TACTIVE立川店」だ。

 ピンポンFITは、バッティングセンターの卓球版みたいなもので、速さや方向などを設定した球がつぎつぎに発射される。相手を気にせずに打ち返し、フィットネス効果を狙うものらしい。利用するには、月額会員の入会が必要だが、今回は1回のみ無料のマシン体験を試させてもらうことに。カメラマンに撮影してもらうため、卓球ウェア上下も通販サイトで購入。オシャレな専門ウェアが充実していて、びっくりだ。

「中高生の人気部活でも、今は卓球がベスト10に入るんですよ」

 と、このスクールを運営するスヴェンソングループの広報担当・伊藤瑞花さん。そっか。昭和生まれは、あか抜けないスポーツかと。ごめんね、卓球。

 そんなことより、テーマはソロ卓球だ。店長の河又未希さんにマシンの設定をしてもらい、まずは試し打ち。ウェアだけは本格派だが、天井に飛んでいったり、派手に空振りしたり。相手が人なら申し訳なさいっぱいだが、マシン相手だから何のその。遠慮なく打っているうちに、けっこう当たるようになってきた。

次のページ