ジェンダーの思い込みから解放される　女性リーダーが少ない実情とイメージはニワトリと卵の関係

　たとえば中学校や高校の制服。男子はズボン、女子はスカート、が長い間「当たり前」とされてきたが、最近は、性別によらず自由に選べる学校が増えてきた。自分の性別に違和感がある人への配慮という面もあるが、「男子（女子）向けはこれ」といった思い込みを見直すきっかけにもなるだろう。

　このように、当たり前と思い込んでいた様々なことを、ジェンダーという「メガネ」をかけて見直してみたら、どんなふうに見えるだろう？　もし今までと違って見えたら、その理由について考えたり、誰かと話したりしてみてほしい。

【国際女性デー】
多くの苦難を乗り越え、様々な権利を勝ち取ってきた女性をたたえ、国連が1975年に制定した記念日。3月8日。アメリカで1908年の同日、女性たちが賃上げなどを求め、ストライキをしたことが日付の理由とも。この日は世界各地で、女性たちがさらなる男女平等を求め、声を上げている。

（朝日新聞社会部・三島あずさ）

※月刊ジュニアエラ　2021年3月号より

ジュニアエラ 2021年 03 月号 [雑誌]

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三島あずさ