映画「私をくいとめて」でヒロインを演じるのんさん。小中学生向けニュース月刊誌「ジュニアエラ」1月号では、役柄に合わせて“ひとり時間”の楽しみ方などを聞いた。

「私をくいとめて」12月18日から全国ロードショー。おひとり生活に慣れきり脳内に相談役Aが誕生した31歳、独身のみつ子。みつ子の日常に久々の恋が舞い降りた。みつ子の恋の行方にAはどうアドバイスする!?(c)2020「私をくいとめて」製作委員会
「私をくいとめて」12月18日から全国ロードショー。おひとり生活に慣れきり脳内に相談役Aが誕生した31歳、独身のみつ子。みつ子の日常に久々の恋が舞い降りた。みつ子の恋の行方にAはどうアドバイスする!?(c)2020「私をくいとめて」製作委員会

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――のんさんが演じるみつ子はひとりの時間も上手に楽しんでいます。のんさんはどうですか?

 絵を描いたり、曲や洋服をつくったりして過ごしています。それぞれ好きなところが違って、絵は、キャンバスに向かうと集中でき、すごく神経が研ぎ澄まされます。好きな色に近づくように色をのせていく作業は気持ちがいいですし、こう描けばこういう味わいになるんだという発見があるのが楽しい。曲づくりでは、自分が持っているメッセージや感情をストレートに表現できます。言っちゃいけないことや本当だったら抑えておかなければならない気持ちを全部詞にできるので、すごくおすすめです。洋服づくりは、自分で着る服を自分でつくることがこんなに楽しいんだって。こういうのがあったらいいなというのを自分でつくってみると、達成感があります。

――劇中のみつ子ものんさんもとてもおしゃれ。読者のみんなにおしゃれのアドバイスをするとしたら?

 小中学生はハイソックスがとても似合う年頃ですよね。ボルドーやブラウンなどおしゃれな色のハイソックスにチェックのワンピースなどどうでしょう? 私自身は小学校のとき、髪形をツインテールにしたり、三つ編みにして寝て、翌朝ほどいてウェーブにしたりして楽しんでいました。

――映画の見どころは?

 自分の中で片付けられない感情や抑えきれない思い、恋をしてドキドキする気持ちなど、自分の感情に振り回されるみつ子を、相談役の“A”が助けてくれます。きっとみなさんも“A”がほしいと思いますよ。“A”の面白さがすごく伝わる映画だと思います。

――さまざまなことに挑戦しているのんさん。新しい挑戦をするときに心がけていることは?

 ハードルを下げることです。新しいことをするときは、誰だって不安な気持ちになります。けれど、やってみてダメだったらそれでもいいかという軽い気持ちで、一歩踏み出したら超えられちゃうような低めのハードルを自分の気持ちの中に設定しておくようにしています。

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AERA編集部
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