二の腕のひらひらを撃退するテープの貼り方はコレ。テープを貼るときに久々に見る自分の二の腕も、ダイエットのモチベーションに(撮影/写真部・小黒冴夏)
二の腕のひらひらを撃退するテープの貼り方はコレ。テープを貼るときに久々に見る自分の二の腕も、ダイエットのモチベーションに(撮影/写真部・小黒冴夏)
『やせるクスリ絵』の付録シールをパソコンに貼ってこの原稿を書いた。体重も筆力も今のところ変化なし(撮影/写真部・小黒冴夏)
『やせるクスリ絵』の付録シールをパソコンに貼ってこの原稿を書いた。体重も筆力も今のところ変化なし(撮影/写真部・小黒冴夏)
痩せる出汁は手作りする。煮干しが大量に余ったので、手作りラーメンスープに挑戦してみようかしら……って、ダメダメ!(撮影/写真部・小黒冴夏)
痩せる出汁は手作りする。煮干しが大量に余ったので、手作りラーメンスープに挑戦してみようかしら……って、ダメダメ!(撮影/写真部・小黒冴夏)

 糖質制限や運動などのダイエットに、痩せワザを“ちょい足し”させることでより効率的に痩せられるはず。AERA 2020年12月7日号は、家でもできる最新ワザを紹介する。

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 書店で平積みになっているダイエット本も1年半で様変わりしていた。なかでも、ポスト・スープダイエットと注目されているのが、「出汁(だし)」ダイエットだ。

 お笑いコンビ・はんにゃの川島章良さん(現在は川島ofレジェンドとして活動)が書いた『だしパックを入れるだけ! がまんなしでやせるはんにゃ川島の魔法のだしパックダイエット』も話題だが、今回はこちら、『1日1杯飲むだけダイエットやせる出汁』(工藤孝文著)をやってみた。

 ちなみに19年の発売から1年ちょっとの今年9月発行の本が「22刷」と書いてある、なかなかの大ヒット本となっている。

 こちら、ダイエット外来の医師が、出汁を毎日飲んで痩せるダイエットを紹介したもの。かつお節、煮干し、刻み昆布、緑茶という4種の材料をミキサーでパウダー状に。これにお湯を注いで、1日1杯飲めばいいらしい。

 仕組みはこうだ。太っている人と痩せている人との決定的な差は「味覚にあったのです」と同書。「実は太っている人はデブ味覚になっています。一方で、太っていない人は、やせ味覚でした」

 ちなみにデブ味覚チェックでは「コンビニ弁当やスーパーの惣菜がおいしい」「スイーツは別腹」など、9項目のうち、「ひとつでも当てはまっていたら、デブ味覚のおそれがあります」と書かれている。で、自分の場合は、8項目チェック。重症ってことじゃん!

 デブ味覚の人はダイエットをやっても、待っているのは挫折。一方、やせ味覚の人は、やせる食べ物が好きになるために、舌がやせる食べ物を欲する。つまりダイエットに「ガマンはまったく要らないのです」。

 そこで、デブ味覚をリセットして、やせ味覚に変えるのが1日1杯の出汁、と。なるほど!さっそく材料を買いこんで作ったベースの出汁パウダーにお湯を注いで飲み始めてみた。

 風味は昆布茶というか、出汁が濃いすまし汁というか。塩気がないのが物足りないが、和食があんまり得意ではなく、デブ味覚の見本みたいな自分にも、無理なく飲める。

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