■バラエティーでも活躍

 最近はバラエティー番組への露出も増えた。川尻と河野は謎解き番組、川西はドッキリ番組に出演している。

川西:最近は「そろそろドッキリが来る頃かな」と、実はビクビクしながら過ごしているんです(笑)。メンバーは“驚き方がオーバーだ”と言うんですが、突然目の前に人が出てきて大声をあげないほうが変でしょ?

與那城:僕と蓮(川尻)は、一度出演したときにリアクションが薄かったので、それ以来呼んでいただけていないんですよ(笑)。

川尻蓮(以下、川尻):謎解き番組は楽しいですね。ずるいんですけど、クイズを出す側の気持ちを考えちゃうんです。こう質問するということは、こっちだと思わせたいんだな、じゃあ逆を選ぼう、とか。

豆原:天才おった、ここに!

河野:同志社大卒なので、インテリ枠でクイズ番組に呼んでいただいていますが、正直めちゃ苦労しています。僕は蓮くんみたいにヒラメキ型ではなくて、努力でここまで来たタイプ。番組に出る前は猛勉強しています。

鶴房汐恩(以下、鶴房):生放送ではギリギリのラインを攻めるようにしています。変わったことをするとか。でも芸人さんの邪魔はしません。芸人さんのトークや笑いを聞いて笑っているほうが、自分としては絶対いいと思っているので。

木全翔也(以下、木全):僕はあんまり前に出ず、亀のようにのんびりやろうと。JO1の名前を汚さないことだけ考えています(笑)。

佐藤:まだ僕らは芸人さんにいじっていただく、拾っていただく立場じゃないですか。でも、いつか僕も嵐の皆さんのように、芸人さんをいじることができるようになりたいです。

 パフォーマンスではダンスも歌唱も華々しく決める彼らだが、JO1になるまでには、それぞれにドラマがあった。

大平:僕は、ダンススクールの特待生として、あるアーティストのツアーやドーム公演に参加させていただいていたのですが、ある日を境に契約が切れて、スケジュールが真っ白になったんです。高校も通信制に変えて夢を追いかけてきたのに、結果を残せず終わって不甲斐なくて、電車の中で泣いたこともありました。一度どん底に落ちたからこそ、いまの自分がいるのかな。

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