アイドルグループ A.B.C-Z (c)2020映画「オレたち応援屋!!」製作委員会
アイドルグループ A.B.C-Z (c)2020映画「オレたち応援屋!!」製作委員会

 デビュー以来、毎年座長を務める舞台「ABC座」で演じた「株式会社応援屋!!」が、キャラクターや設定などを一新して映画化された。映画「オレたち応援屋!!」は、A.B.C−Z 5人での初主演作となる。AERA 2020年11月2日号から。

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 映画「オレたち応援屋!!」は「応援すること」を仕事にする5人が、依頼人に寄り添い、笑顔にすることで、自らも大きく成長していく物語だ。脚本は「おっさんずラブ」で知られる徳尾浩司が手掛けた。5人が演じるキャラクターは、彼らの素の姿を元に「あてがき」されている。

■変顔も「負けられない」

橋本良亮(以下、橋本):台本を読んで、俺っぽいな~と思う部分がたくさんありました。カッコつけていてもちょっとズレていて、カタカナを書き間違えたりするんですが、あれはリアルに俺です。いまだに「シ」と「ツ」がちゃんと書けないので(笑)。

塚田僚一(以下、塚田):僕が演じる壮吉は空気が読めないし、感情の起伏も激しい。竹本聡志監督とはバラエティー番組でもご一緒したことがあって、僕のことをよくご存じなんですが、「いつもの塚ちゃんだけど、頭の悪さは2割増しで」と言われて。自分はこう見られてるのかとショックな部分もありました(笑)。

河合郁人(以下、河合):僕は、関西人じゃないのに謎の関西弁を喋るキャラで、まずそこに驚きました。でも、話を仕切ったり、盛り上げたり、ツッコんだりしながら人と人を結んでいく役割を果たしていて。ジャニーズJr.の頃からそんな役をやってきて、それが最近のいろいろなお仕事にもつながっているので、ちゃんと見てもらえていたのかな、と。うれしいですよね。

五関晃一(以下、五関):僕も素の自分に近くてやりやすかったです。劇中の祭りの踊りの振り付けも担当させていただきました。普段、振り付けをする機会も多いんですが、ジャニーズのショーとは違う感じにしたかったので、クセは封じて挑戦しました。難しかったですが、よさこい祭りを観て研究したり、やりがいはありました。

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