「超理系」採用に“暗号”課題、応募学生が例年の2倍…コロナ禍就活戦線に「異変」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「超理系」採用に“暗号”課題、応募学生が例年の2倍…コロナ禍就活戦線に「異変」

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井上有紀子,福井しほAERA
今夏、学生からの応募が殺到したサイバーエージェントでは、週2日のリモートワーク推奨日「リモデイ」を取り入れている(撮影/写真部・張溢文)

今夏、学生からの応募が殺到したサイバーエージェントでは、週2日のリモートワーク推奨日「リモデイ」を取り入れている(撮影/写真部・張溢文)

普段は就活生でにぎわう早稲田大もほとんど人気はない。「コロナで公務員試験が遅れ、民間対策にも影響があった」(SE志望・早稲田大4年)(撮影/写真部・張溢文)

普段は就活生でにぎわう早稲田大もほとんど人気はない。「コロナで公務員試験が遅れ、民間対策にも影響があった」(SE志望・早稲田大4年)(撮影/写真部・張溢文)

 新型コロナの影響で就活に変化が起きている。理系人材を求める動きや地方学生の比率増加などが顕著だ。AERA 2020年10月26日号の記事を紹介。

【写真】普段は就活生でにぎわう早稲田大もほとんど人気はない

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 広告会社の博報堂/博報堂DYメディアパートナーズも、積極的に理系採用に取り組んでいる。同グループでは、14年からデータサイエンス(DS)系の学生を獲得すべく、DS系採用に特化した選考を導入。19年冬からはDS系学生向けのインターンシップも開設した。

■超理系採用でスカウト

 学生に課したのは、「暗号文」の解読だった。

<%E3%81……>
<%37%250……>

 ぱっと見、ただの文字化けのようだが、これは「パーセントエンコーディング」と呼ばれ、見る人が見れば何を意味するかがわかるいわば“暗号”のようなもの。他にも1万回のじゃんけんの結果をAI分析したり、アルゴリズムを使った百人一首などユニークな選考が話題となり、DS系学生の採用数も増加傾向にある。採用担当者が言う。

「超理系採用の課題の一つです。データマーケティングに強い人材を育成するために、データを活用して解くオリジナル課題を出して、優秀な学生をスカウトしています」

 DS系採用が増える一方で、課題も感じている。

「ただ口を開けて待っているだけでは、出会いたい学生と出会えないんです」

 就活生から圧倒的な人気を誇る同社だが、DS系学生の目に映るのはデータマーケティングの専門会社やITを活用するメガベンチャーが多く、広告会社は選択肢に上がりづらい。ゆえに、2016年に現役東京大生が創業したPOL社がローンチした理系特化型スカウトサービス「LabBase(ラボベース)」も活用し、ターゲットとなる学生にアプローチしている。

 例年、学生の人気企業ランキングで上位に入るサイバーエージェントもコロナの影響で変化が生じている。22年卒生のエントリー数が増加し、総合職には例年の2倍の学生が集まった。

 同社専務執行役員で採用戦略本部長の石田裕子さんは、こう分析している。


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