古代ギリシャ人も筋トレをしていた! 筋肉の謎に迫る (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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古代ギリシャ人も筋トレをしていた! 筋肉の謎に迫る

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適切なトレーニングで体を鍛えることが大事だ(写真/gettyimages)

適切なトレーニングで体を鍛えることが大事だ(写真/gettyimages)

 夏バテや新型コロナの影響で、運動不足になっている人も多いだろう。正しい知識を身につけて、筋肉を鍛えることが大事。小中学生向けニュース月刊誌「ジュニアエラ」10月号では、運動生理学とトレーニング科学が専門の石井直方・東京大学名誉教授の監修のもと、「筋肉の謎に迫る」を特集した。

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 人はいつから筋肉トレーニング(筋トレ)を始めたのだろう? 紀元前に繁栄した古代ギリシャで、今に通じる合理的なトレーニングが行われていたことが、歴史書に記された「クロトナのミロ」のエピソードによって知られている。ミロは少年時代から子牛をかついで歩くことを日課とし、牛が成長してもそのまま続けたので、筋肉が鍛えられ、古代オリンピックのレスリング競技で6連覇したと伝えられている。筋肉を太くするには負荷を徐々に増やす必要があるが、ミロはそれを実践していたことになる。

 ゴリラの上半身はたくましいが、おしりの筋肉「大臀筋」はあまり発達していない。一方、ヒトは誰でも大臀筋が発達している。直立するのに欠かせない筋肉だからだ。地球の重力に抗って直立姿勢を保つために働く筋肉を「抗重力筋」というが、大臀筋はその中で最大の筋肉だ。

 そんな人間も、無重力の宇宙に長くいると、抗重力筋が衰えてしまう。国際宇宙ステーション(ISS)に6カ月滞在した宇宙飛行士の筋力は、平均10~20%も低下するという。そのため宇宙飛行士は、ISSで1日約2時間半、筋トレやランニングをするという。

 みんなも新型コロナウイルスの影響で運動不足になっていないかな? 筋肉は、スポーツをするときだけでなく、毎日の暮らしにも大切な存在だ。また、目的に合わせた筋トレをすると、スポーツのパフォーマンス向上にもつながり、“燃えやすい”体をつくることもできる。

 筋肉というと、運動するときに使うというイメージがあるかもしれない。けれど、実は体を動かす「骨格筋」、心臓を動かす「心筋」、内臓や血管の壁をつくる「平滑筋」の3種類がある。


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