三つ目は目元。例えば目がギョロっとしていると、本当は笑っていても口元が見えないので、不機嫌なのかと思われてしまいます。そのためには優しい目元づくりが重要。しかし、単に目を細めるだけでは、やる気のない眠たそうな顔になってしまいます。コツは、下まぶたの筋肉を意識して上げ、三日月形になるくらい細めてみてください。すると眉も下がり、マスクをしていても相手に笑顔であることが伝わります。極端な例では、アニメの「笑ゥせぇるすまん」に出てくる喪黒福造(もぐろふくぞう)のイメージです。

 化粧をする女性は、アイラインを濃く入れすぎると目力がアップしすぎて、近寄りがたくなるので注意しましょう。

 まさに「目は口ほどにものを言う」。その上で、大げさなくらいのジェスチャーでうなずいたり首を傾げたりして意思表示をすれば、より効果的です。

 逆にやってはいけないのは、話している時にマスクを触ること。マスクが気になり、無意識にマスクを触る人がいますが、相手はその手の動きが気になり会話に集中できなくなるのでマスクを触るクセはなくしたほうがいいですね。

AERA 2020年9月7日号