※写真はイメージ(gettyimages)
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 King & Princeがセカンドアルバム「L&(ランド)」を9月2日にリリースする。AERA 2020年8月24日号では、外出自粛期間を経てリリースされる今回のアルバムについて、メンバーの神宮寺勇太さんが思いを語った。

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 人の心に残るものを作りたいんです。どうすればみなさんに楽しんでいただけるのかを、毎日、毎日、延々と考えています。

 今回のアルバム「L&」も、そういう思いで作りましたし、僕はコンサートの演出をやらせてもらっているので、このアルバムでコンサートをやるとしたら、どうやって楽しんでいただけるだろうか、みたいなことも考えながら作っていきました。だから、ツアーが決まったのは素直に嬉しいです。もちろん、いろいろと心配なこともありますが、最大限気を付けて、アルバムのコンセプト通り「みんなが楽しめる場所」にできればいいな、と。

 外出自粛期間も、アルバムの曲を作ったりしていました。今回は作詞、作曲に挑戦させてもらったんです。それは僕の一つの夢で、実現できたのはすごくうれしかったし、楽しい時間でしたね。でも、それ以外は、けっこうつらかったです。きっと同じような思いをしている人も多い気がするんですけれど、急に外出自粛となっても、何をしたらいいかわからないんです。自分は一日お休みがあったら絶対に外に出るという人間で、ずっと家にいること自体が苦手。だから最初は戸惑いましたね。でも人って環境に慣れるもので、いつの間にか家にいることも余裕になりましたけど……、いや、やっぱり(メンバーの平野)紫耀みたいに「全く平気」にはならないかな(笑)。

 今はあのころのような外出自粛生活とは違うとはいえ、窮屈さが残る新しい生活の中で、このアルバムがみなさんを支える、楽しみの一つになってくれたら嬉しいです。

(ライター・大道絵里子)

AERA 2020年8月24日号より抜粋