写真・掛祥葉子
写真・掛祥葉子

 新連載「アエラ to SDGs」では、2030年までに達成するべき目標として国連が定めた17のゴールSDGs(エス・ディー・ジーズ)について毎回一つずつ写真で表現し、私たちが考えるべきこと・できることは何かをテーマにお届けします。

【できることをやろう!「地球の未来を救う33の習慣」はこちら】

*  *  *

 黒人が警察官に殺され、アジア人がばい菌扱いされ、同じ民族同士がののしり合ってビルが爆破される。世界を覆うコロナ禍が招いた沈滞やいらだちが、人々の分断を加速させているようにみえる。肌の色や文化の違いを超えて熱い声援を送り合った昨年のラグビーW杯を思い出そう。閉ざされた国境はやがて開かれる。再び世界中の人たちが手を取り合える日はやってくる。(写真・掛祥葉子/文・上栗崇)

AERA 2020年8月3日号