「学ぶときのイメージを簡単に説明すると、低学年が『ワクワク』、中学年が『コツコツ』、高学年・受験生が『ガツガツ』。家庭では『ワクワク』できることを一緒に探して、毎日の『コツコツ』を認め、『ガツガツ』の目標を示してあげられるといいですね」(梅崎先生)

 竹谷先生と梅崎先生が選んでくれた教材の中から、親子で一緒に取り組みやすいものを以下に3つご紹介します。

「へん」と「つくり」を合わせるゲーム 漢字はかせ
馬場雄二/著 幻冬舎 1650円
小学校で習う漢字の「へん」と「つくり」に注目した教材です。遊び方はとても簡単。まず、「へん」と「つくり」のカードを交ぜてよくきります。次に順番に山札からカードをめくり、場にあるカードと組み合わせて、正しい漢字をつくります。それができたら、その人がカードをゲット。親子でも友達でも一緒に遊ぶと盛り上がります(梅崎先生)。※全学年向け

スゴイ! 三角定規つき 三角パズル
梅崎隆義/著 高濱正伸/監修 エッセンシャル出版社 1430円
低学年が本格的に図形に触れる第一歩は、三角定規。この教材にはオリジナル三角定規がついているので、買ってすぐに始めることができます。「三角定規って何?」から始めて、合同や相似の概念も学べます。手を動かしながら正方形や長方形を作るうちに、三角定規の奥深さが楽しくなってくるはず(梅崎先生)。※低学年~

「?に答える!」シリーズ
高濱正伸/監修 学研プラス 各3300円
(英語のみ 高濱正伸、佐藤久美子/監修 3520円)
日々の生活の中で「これはどういうことだろう」と子どもが不思議に思ったときに、自分で調べることができる参考書です。学校や塾の予習復習にも効果的。わからないことを自分で調べる習慣がつくので、知識が広がり、定着するでしょう。理科、社会のほかに算数、国語、英語もあります(竹谷先生)。※中学年~

※価格はすべて税込みです

(取材・文/黒澤真紀)

※「AERA with Kids夏号」では、竹谷先生と梅崎先生以外にも、教育のプロが選んだおうち勉強にオススメのドリルや問題集、知育教材を紹介しています。

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黒澤真紀
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