「『アサヒカメラ』に載ったことで、現場でカメラマンさんがよく話しかけてくれるようになったのが、すごくうれしいですね。もちろん、写真を撮るのがより楽しくなったし、知識も、わからないことは調べよう!って思うようになった」

 以前は、露出は絞り優先モード、ピントはオートで撮影することが多かったが、いまは、露出やピントもすべて、マニュアル(手動)で設定するようになったという。

「『アサヒカメラ』が教科書。めちゃめちゃ勉強になってる」

 同連載は、向井さんがどのような設定で撮影したかがわかるデータが載っている点も、ファンに好評だ。向井さんは再び照れた顔を見せる。

「撮影データって、ぜんぶわかっちゃうんですよね。裸を見られてるみたい(笑)」

 残念ながら、「アサヒカメラ」は現在発売中の7月号をもって休刊するが、この連載は、週刊誌「AERA」での継続が決定している。「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」と名前を変え、月に1回、第3月曜日発売号(※祝日等により前後することがある)に掲載される。

 しかも、連載初回となる7月20日発売の2020年7月27日号は、向井さん単独での表紙も決定。同誌の表紙フォトグラファー・蜷川実花が撮影するというから、予約必至だ。

 今日6月21日、26歳の誕生日を迎えた向井康二さん。さらなる活躍と、新しい表情を見せてくれるに違いない。

AERAオンライン限定記事