撮影/東川哲也
撮影/東川哲也

 新連載「アエラ to SDGs」では、2030年までに達成するべき目標として国連が定めた17のゴールSDGs(エス・ディー・ジーズ)について毎回一つずつ写真で表現し、私たちが考えるべきこと・できることは何かをテーマにお届けします。

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 下水から油を取り除く技術は向上しているが、大雨のときなどは処理場を経ずに下水を川や海に排水することがある。このとき、下水管にこびりついた油が処理場を経ずに流れ出す。コップ1杯の食用油を安全な状態に薄めるには、浴槽200杯分、約60トンもの水が必要だ。揚げ物に使った油はもちろん、皿やフライパンの油も拭き取り、海を汚さないようにしたい。(写真・東川哲也/文・上栗崇)

AERA 2020年5月18日号