「品ぞろえは投資信託だけ」で、株も債券も外貨も選択肢に無い。シンプルで迷わない投資信託の長期積み立て投資に専念できる。

 三菱UFJ国際投信ダイレクト・マーケティング部の近藤壮さんに話を聞いた。

「老後だけでなく、結婚、出産、住宅購入やお子さんの教育費など、お金のかかるライフイベントに向けた資産形成に多くの方々が関心を持たれています。少額から『積み立て分散投資』ができて、ゆっくりお金を増やすのにぴったりな投資信託に対するニーズも高まってきました。ならばシンプルに『投資信託だけを入れておく財布のようなサービスがあってもいいのでは?』、そんな発想から生まれたのが『mattoco』です」(近藤さん/以下同)

 mattocoは毎月5000円から銀行引き落としで投資信託を積み立てられる。前述したネット証券か運用会社の直販を利用し、とにかく低コストで資産運用を行うのがこれからのスタンダードになるだろう。
 
(取材・文/木村慎一郎、伊藤忍)

※アエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない 貯金の基本』の記事に加筆・再構成