※写真はイメージ(gettyimages)
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 4月から放送されるシリーズ2作目「SUITS/スーツ2」に出演する織田裕二さんと中島裕翔さん。約1年半ぶりに共演する二人が共に認めるのは、中島さんの成長だ。AERA 2020年4月20日号から。

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 2018年放送の連続ドラマ「SUITS/スーツ」の続編が4月13日に放送された。法律事務所を舞台に、敏腕弁護士の甲斐正午(織田裕二)が、偶然出会った驚異的な記憶力を持つ若き天才、鈴木大輔(中島裕翔)と難事件を解決していく物語だ。二人が現場をともにするのは、約1年半ぶりだ。

中島裕翔(以下、中島):「SUITS/スーツ」シーズン1のお話をいただいた時は「まさか自分が織田さんと共演できるなんて」という感覚でした。僕が初めて“俳優・織田裕二”の存在を知ったのは、ドラマ「踊る大捜査線」を通して。リアルタイムではなかったですが、両親と一緒に観た記憶はしっかりとあったんです。実際にお会いすると、織田さんは本当に気さくで、気持ちのいい方で。

織田裕二(以下、織田):そうかな?(笑)

中島:手を上げて「おはよう!」と目を合わせ挨拶してくださる。朝、お会いすると気持ちよく一日が始まるんです。

織田:約1年半ぶりに一緒に演技をしているけど、オーラも存在感も以前とはまるで違うよね。自信を持って、自分の足でちゃんと立っている。「また身長が伸びたのでは?」と思うほど、大きく見えますよ。前回は「なんとか引き出さなければ」という気持ちもあったけれど、いまはまったくない。役に対するアプローチにも迷いがないよね。

中島:そう言っていただけるのは、シーズン1とシーズン2の間に舞台で主演を務めたことが大きいのかもしれません。

 コンサートを通して得られること、舞台を通して学べることはそれぞれ違うんですが、素敵な演出家さんに出会えたこと、そして毎日舞台に立ち続けたことが、少しだけ自信につながりました。「以前とは違うな」と自分でも感じたので。だからこそ、学んだことはちゃんと生かしていかないと。

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