アイスダンスのクリス・リードさん、死去4日前の「遺言」 「日本をニューエイジに」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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アイスダンスのクリス・リードさん、死去4日前の「遺言」 「日本をニューエイジに」

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野口美恵AERA
平昌五輪で演技をするクリス・リードさん(右)と村元哉中さん。今年から村元さんは高橋大輔さんとカップルを組む (c)朝日新聞社

平昌五輪で演技をするクリス・リードさん(右)と村元哉中さん。今年から村元さんは高橋大輔さんとカップルを組む (c)朝日新聞社

 新カップルは、村元さんの表現力とクリスさんのスケーティング力がマッチし、日本アイスダンスの歴史のなかでも最高のカップルに。

 18年の四大陸選手権では悲願の銅メダル。アジア人選手として初めて、国際スケート連盟の主催大会でアイスダンスのメダルを手にするという快挙だった。

「順位やタイトルを狙ったのではなく、とにかく素晴らしい演技をすることだけを考えていました。歴史的な名誉をいただけて本当に嬉しいです」

 手にしたメダルを嬉しそうに見つめていた。

 平昌五輪では日本勢過去最高タイの15位。同年の世界選手権では日本勢過去最高の11位の記録を残し、昨年、競技からの引退を表明した。

 今年1月からは、新規オープンした関空アイスアリーナで、姉のキャシーさんと共にコーチ・振付師として後輩の育成をスタート。1月には華麗な滑りを生徒たちの前で披露していた。

 死去するわずか4日前のブログでは、米国のアパートの荷物を日本に送ったことを報告。こう綴っていた。

「これからキャシーといっしょに 日本のアイスダンスをニューエイジにする あたらしい むずかしいジャーニーのはじまりです たのしみだよ!」

 身長185センチの長い手足を生かしてダイナミックに滑りながらも、演技中はあえて裏に徹して女性を目立たせる。日本と米国の魅力を何倍にも合わせた、日本を代表するアイスダンサーだった。これからも日本のアイスダンス界の発展を天から見守ってくれるだろう。冥福を祈りたい。(ライター・野口美恵)

AERA 2020年3月30日号


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