日本人はもちろん、アジアの人たちは一様にイカ好きのようですが、ヨーロッパでは悪魔の生き物とされ、イタリアやスペインなどの地中海沿岸部以外の国では、あまり食べられていません。あの形とぎょろっとした大きな目からそんなイメージができたんでしょうか。

 イカはお寿司のネタとしても人気が高く、回転寿司のメニューの中でも常にベスト10に入る人気メニューです。

 くら寿司でも、人気のアオリイカをはじめ、ヤリイカ、紋甲イカ、真イカ、ホタルイカなど、常時複数のイカのネタを提供しています。

 数あるイカの中で筆者が一番好きなのは、イカの王様・アオリイカです。

 先ほども書いた通り、非常に獰猛なイカですが、その身はコリッとした歯ごたえと柔らかな触感のバランスが絶妙なことに加えて、甘みが強く、またアミノ酸の量も多いことから、うまみも抜群です。

 イカにまつわる筆者の思い出としては、子供の頃倉敷や福山の堤防から、夏の夜に海面にライトを当てて、その光に寄って来る通称「チィチィイカ」と呼ばれる小型のイカを網ですくって、そのまま醤油につけて食べていました。口の中に吸い付く吸盤の感触は今でも忘れられません。人間の方が、イカよりはるかに獰猛ですね。

 それはともかく、この週末は、ぜひくら寿司でいろんなイカを食べ比べて、イチ推しのイカをみつけてみませんか? 防菌寿司カバーも活躍中ですよ。

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○岡本浩之(おかもと・ひろゆき)
1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当、2019年11月から、執行役員 広報宣伝IR本部 本部長

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岡本浩之

岡本浩之

おかもと・ひろゆき/1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当、2021年1月から取締役 広報宣伝IR本部 本部長。

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