「オードリー・」の声はデーモン閣下が演じる。「今までやってないのが不思議」(鈴木)「あてがきみたいにピッタリです(笑)」(三浦)(撮影/写真部・東川哲也)
「オードリー・」の声はデーモン閣下が演じる。「今までやってないのが不思議」(鈴木)「あてがきみたいにピッタリです(笑)」(三浦)(撮影/写真部・東川哲也)

 2.5次元舞台の最前線で活躍する鈴木拡樹と三浦宏規が、人気ミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」に挑む。それぞれの挑戦と、Wキャストならではのよさを率直に語った。AERA2020年3月16日号から。

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 “Wひろき”が挑むのはカルト的人気を誇るホラーコメディーミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」だ。オフ・ブロードウェーで大ヒット、ハリウッドで映画化され、日本でも何度も上演されてきた。2人が同じ舞台に出演するのは、今回が初。とんでもない秘密を抱えた植物「オードリーII」と出合い、人生が一変する主人公、シーモアをWキャストで演じる。

三浦宏規(以下、三浦):最初に聞いたときは「え! うそでしょ!?」と声が出ました。まさか自分に拡樹さんとWキャストでやる未来があるとは思ってなかったので。それに僕、いろんな人からウワサを聞いてたんです。「鈴木さんはホトケだよ」って。だから、どんな方なんだろうと思っていて。そしたら本当にホトケでした!

鈴木拡樹(以下、鈴木):アハハ。

三浦:稽古場でも一緒に居やすい柔らかい空気感を作ってくださって、もう、手を合わせたい気持ちになります。醸し出しているオーラが人間離れしてるというか、神に近いというか……。

鈴木:いやいや、自分ではまったくピンとこないけど(笑)。僕は僕で三浦くんが「レ・ミゼラブル」で活躍しているのは知ってましたし、とんでもなく2次元的な回転のジャンプで踊る舞台も見たことがあったんです。

三浦:「ミュージカル『刀剣乱舞』」の髭切役のときですかね。

鈴木:そう。この動きはなんだ!? と驚いたのが印象的で。僕はWキャストもあまり経験がないし、本格的なミュージカルも初。ドキドキとワクワクがあったんですが、いま、同じ役に向かう相手が三浦くんでよかったと心底感じています。今回の役だと、あのダンスを観られないのが少し残念ですね(笑)。

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