子どもにとってタブレットは「21世紀のはさみ」 保育園のICT教育ルポ (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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子どもにとってタブレットは「21世紀のはさみ」 保育園のICT教育ルポ

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橋爪玲子AERA#子育て
ICT教育を取り入れているコビープリスクールよしかわみなみ(写真部・片山菜緒子)

ICT教育を取り入れているコビープリスクールよしかわみなみ(写真部・片山菜緒子)

 スマホやタブレット端末の利用はもはや生活から切り離すことができません。だからこそ親たちは子どもにどう使わせたらいいのか悩んでしまいます。ICT教育を導入している保育園では、どのように活用しているのでしょうか? 好評発売中のアエラムック「AERA with Baby スマホに子守りさせてない?」からお届けします。

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 埼玉県吉川市の「コビープリスクールよしかわみなみ」では、5歳児を対象に、週1回、ひな祭りやクリスマスなどの季節ごとの行事と絡めながら、タブレット(iPad)を活用したICT(情報通信技術)教育を行っています。

「今日はサンタさんの洋服とおうちをグループごとにデザインしてみましょう」

 クリスマスが間近に迫った12月17日、三鍋明人園長が園児たちにそう話すと、サンタクロースのぬりえが配られました。園児たちはお友だちとどんなサンタさんにするかを話し合った後、クレヨンを使って20分ほど色塗りに夢中になっています。

「みんながデザインしてくれたサンタさんとサンタさんのおうちにこれから不思議なことが起こるよ」と語りかけながら、三鍋園長はアプリ「マジカルレンズ」を使って、園児の絵をiPadのカメラで読み込みます。すると教室の大型モニターに3Dサンタさんが登場し、子どもたちは大歓声!

 そして、グループごとにiPadが手渡され、アプリを使って、お友だちのサンタさんたちを見て回りますが、その前に、三鍋園長が「iPadを使うときのお約束は?」と問いかけます。

 子どもたちは勢いよく手を挙げ、「先生が話しているときはしっかり顔をあげて話を聞こう」「画面に目を近づけすぎない」「相手の許可なく勝手に写真を撮らない」などと答えます。大人が聞くと、ハッとさせられるマナーばかり。

「今の子どもたちは、生まれたときからタブレットやスマホは身近に存在するもので、操作に慣れています。だからこそ園では操作などの技術的なことを教えるのではなく、デジタル機器を使用する上でのルールやマナーを学んでほしいんです」と三鍋園長。


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