※写真はイメージ(gettyimages)
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 デビューから9年を迎えたアイドルグループ、Sexy ZoneがAERAに登場。地道に築いてきたファンとの絆と、これまでの歩みについて、話を聞いた。AERA 2020年2月17日号に掲載された記事を紹介する。

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 大量の花を背負い、ポーズを決める彼らのなんと美しいこと。デビュー当時、平均年齢14.4歳だった少年たちは、9年の時を経て大人のグループへと成長した。撮影を終えた中島健人(25)はこう語る。

「バレンタインデー前というタイミングでAERAさんの表紙を飾れて光栄です。蜷川(実花)さんに撮ってもらうのは夢だった。気づけば、咲かされてました」

 夢を叶えたのはファンの力も大きい。中島はその思いをラジオなどでも語っていたが、それを知ったファンがツイッターで蜷川本人にプレゼン大会を繰り広げ、間を取り持ったのだ。

 そんな熱いファンの動きを、メンバーの佐藤勝利(23)は「ケンティ(中島)の影響」と分析する。中島は2年前からブログ「KenTeaTime」を毎日更新し、日々の思いを「#KTT」などのハッシュタグとともに発信してきた。ファンもそのタグを使うことで間接的な交流が深まり、昨年秋ごろからは「#MステはSexyだ」「#ジャイアント麒麟GOOD」など、Sexy Zoneの出演番組や曲名などが入った中島考案のタグがツイッターで世界トレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せている。ファンとの一体感は新たな強みだ。

「ケンティが自分でその流れを作ったのが凄い。ファンの子と一緒になって盛り上げてくれて感謝ですよね」(佐藤)

 一方で菊池風磨(24)はこう語る。

「本当に凄いと思う。僕はSNSとか分からないから、とにかく全力で頑張る! というオールドスタイルですけど(笑)」

 やり方は違っても見据える未来は一つだ。新しいアルバムをひっさげて3月からは全国ツアーも始まる。マリウス葉(19)が二十歳になる日も大阪でライブ中だ。「きっとメンバーがサプライズで祝ってくれるはず。楽しみです」(マリウス)。彼らの歴史がまた、刻まれていく。(ライター・大道絵里子)

AERA 2020年2月17日号