そんな協力ゲームも、家族で遊ぶだけよりも、色々な人と一緒にやったほうが楽しさが倍増します。さまざまなボードゲームのイベントが色々なところで開催されているので、探してみるとよさそう。一般に親子会は「ボードゲーム 親子」などとツイッターで検索したり、「ぼどっこ」が探しやすいようです。

 さて、今回は畑さんが注目している協力ゲームのなかから「スライドクエスト」と「マジックメイズキッズ」をご紹介します。

【スライドクエスト】(国内販売元:テンデイズゲームズ、価格:税別3600円)

 自分の手元にある棒を使ってボードを傾け、障害物を交わしながら、裏にボールが仕込まれた冒険者をみんなで進ませます。冒険の舞台となるボードは全部で20マップ。難易度が少しずつ上がっていき、トラップも増えていくのでやりごたえ抜群の協力ゲーム。手を動かしながらお互いに声を掛け合って、冒険者をゴールまで導こう。
(人数:1~4人、時間:15~45分、対象年齢:7歳~)

【マジックメイズキッズ】(国内販売元:クレーブラット、価格:税別 5500円)

 このゲームには「王様が悪い魔法にかかってカエルの姿にされてしまった」という設定があります。この王様を助けるために、みんなで力を合わせて森を歩き回り、薬を調合するときに入れる材料を集める、というミッション協力型脱出ゲームです。すべてのヒーロー(コマ)をコントロールするのは全員ですが、自分が担当する一方向だけしか動かせないという縛りがあります。人気ゲーム「マジックメイズ」を子どもでも遊べるようにしたキッズ版。
(人数:2~4人、時間:15分、対象年齢:6歳~)

『AERA with Kids冬号』では、協力ゲームのほかに「かけひきを楽しむ」「戦略を練る」「推理」「推測で頭をひねる」「土地や道を開拓する」など、プロ厳選のボードゲームを多数紹介しています。ぜひ冬休みはボードゲームで「遊び×学び」経験をしてみてください。

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2019年 冬号 [雑誌]

星渉,tomekko,高濱正伸,安浪京子

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2019年 冬号 [雑誌]
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AERA編集部
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