Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。ヒップホップ専門ネットラジオ局「WREP」では生放送「LUNCHTIME BREAKS」(平日12~14時)のMCを、テレビ朝日「フリースタイルダンジョン」(毎週火曜日深夜1時26分~)ではオーガナイザー兼メインMCを務める。BBQグリルで焼き上がったサーモンは自ら仲間たちに取り分ける(撮影/品田裕美)
Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。ヒップホップ専門ネットラジオ局「WREP」では生放送「LUNCHTIME BREAKS」(平日12~14時)のMCを、テレビ朝日「フリースタイルダンジョン」(毎週火曜日深夜1時26分~)ではオーガナイザー兼メインMCを務める。BBQグリルで焼き上がったサーモンは自ら仲間たちに取り分ける(撮影/品田裕美)
クランベリー/主に北米で生産され、酸味が強いことから全収穫量の95%が、ジャムやジュース、ソースなどに加工される。ドライフルーツにされたものはグラノラなどのシリアルに入っていることも。栄養面では、ミネラル類のほかビタミンCや食物繊維が豊富。鮮やかな赤い色が美しく、カクテルなどに使用される(撮影/写真部・松永卓也)
クランベリー/主に北米で生産され、酸味が強いことから全収穫量の95%が、ジャムやジュース、ソースなどに加工される。ドライフルーツにされたものはグラノラなどのシリアルに入っていることも。栄養面では、ミネラル類のほかビタミンCや食物繊維が豊富。鮮やかな赤い色が美しく、カクテルなどに使用される(撮影/写真部・松永卓也)

 ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります。

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 クランベリーといえばカクテルに使われている印象が強いですね。ジュースもあるけど子ども向けじゃない。そのままで食べることはまず無いのは、やはり酸味がかなり強いからなんでしょう。あの酸っぱさ、僕は好きです。アメリカでは感謝祭のターキーにクランベリーソースが定番です。酢豚にパイナップル、鴨にオレンジソースと同じ感覚なんでしょうね。

 クランベリーソースで思い出したのが、僕がかつてアルバムに参加したシンガー、シュガー・ソウル。彼女の「ソース」っていう曲に「薔薇色のソースであなたを味わいたいの」とあるんですよ。なかなかセクシーな歌詞ですが、まさにクランベリーソースのイメージです。ただ、彼女のことだから、赤いソースにはもっと深い比喩が込められているのかもしれない。当時、米国の女性グループTLCが「レッド・ライト・スペシャル」っていう曲を出していて。ここではちょっと詳しくは言えないのですが、シュガー・ソウルも同じモチーフを歌っているのかも。クランベリーの鮮やかな赤が、いろんな想像をかき立てますね。

AERA 2019年12月9日号

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Zeebra

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Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続ける行動力は他に類を見ない存在で、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ている。

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