ちなみに、同じ海域で取れて、愛媛県側の佐多岬に水揚げされたものは、「岬サバ」と別のブランドになります。
その他には、屋久島の「首折れサバ」などが有名でしょうか。
サバは、調理方法も塩焼きから味噌煮、しめサバといった一般的なものから、カレーに入れたりサンドイッチにしたりと、非常にバラエティーに富んでいます。
くら寿司でも、肉厚のしめサバを大きめにカットした「肉厚とろ〆サバ」は、常に売り上げの上位に入る人気商品です。今年の夏、某番組で一流の寿司職人の方から「ネタが大きすぎてシャリとのバランスが悪い!」と指摘されてしまいました。
ですが番組終了後、非常に多くのお客さまから「この大きなネタが好きなのに、絶対小さくしないで……」といった声をいただき、現在も“バランスが悪い”ままで販売しています。
また、先ほどのブランドサバの代表である「金華サバ」についても、現在は販売を一時休止していますが、また来年1月から販売する予定です。
販売開始時期につきましては、HPでご案内しますので、ぜひ幻のブランドサバを食べにいらしてください。
※AERAオンライン限定記事
◯岡本浩之(おかもと・ひろゆき)
1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当