ラグビー日本代表 次の課題は「リセットボタン」押さないこと? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ラグビー日本代表 次の課題は「リセットボタン」押さないこと?

深澤友紀AERA
スコットランド戦の試合開始前には、台風19号の犠牲者のために黙とうが捧げられた(撮影/写真部・東川哲也)

スコットランド戦の試合開始前には、台風19号の犠牲者のために黙とうが捧げられた(撮影/写真部・東川哲也)

来年は東京五輪で7人制ラグビーを応援!(AERA 2019年11月4日号より)

来年は東京五輪で7人制ラグビーを応援!(AERA 2019年11月4日号より)

 日本代表の活躍で、筆者自身を含め「にわかファン」が急増したラグビー。NHKで生中継された南アフリカ戦の平均視聴率は関東地区で41.6%、関西地区41.4%を記録(ビデオリサーチ調べ)。今年放送された全番組のトップだ。瞬間最高視聴率は関東地区49.1%、関西地区47.9%にものぼった。前回大会の15倍に相当する20万枚が作られた今大会デザインの代表ジャージーはほぼ売り切れ、スタジアムが桜のジャージー色に染まった。田中史朗(34)は敗戦後、その光景に涙を流した。

「たくさんの方が応援しに来てくれて、自分が(W杯に初出場した)11年以降思い描いていた絵が目の前に広がっていた。日本ラグビーの幕開けじゃないですけど、ここからまた進化していけると、ファンを見ていたら思ったので、それがこう、涙になって流れました」

 今大会を契機に、ラグビー文化が日本に根付くのか。

 実は4年前にも、W杯で南アフリカから挙げた大金星をきっかけにラグビーブームが起き、流行語大賞候補にもプレースキックを担当した五郎丸歩(33)の「五郎丸ポーズ」がノミネートされたが、人気は続かなかった過去がある。

 ただ、今回は日本開催ということでスタジアムやテレビで試合を観戦し、魂のこもったプレーに魅せられた人が多く、スクラムやジャッカル、オフロードパスといったプレーそのものにも注目が集まるなどラグビーという競技の面白さを知った人が多い点が前回と少し違う。こうした熱気を来年1月に開幕する国内最高峰リーグ「トップリーグ」やプロリーグ構想へつないでいけるか。幕が開いたばかりの日本ラグビーの次章にも注目だ。(文中一部敬称略)(編集部・深澤友紀)

AERA 2019年11月4日号より抜粋


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