というのも、我々日本人が年間に消費するマグロは約40万トンと言われている中で、養殖のマグロは1万トン程度とごくわずかです。

 さらに、マグロを1キロ太らせるために必要なイワシなどのエサの量は15キロと言われ、決して効率はよくはありません。魚粉などを原料とした人工餌での養殖はまだ商業ベースには乗っていないようです。

 ということですので、人工餌を使ってコストを抑えた養殖が商業ベースにのるまでは、資源量に気を使いながら、天然のマグロに頼っていくしかありません。

 とはいっても、日本の近海で獲れる生のクロマグロは非常に高価で、簡単に食べるというわけにはいきませんよね。

 そこで、クロマグロやミナミマグロに比べて、比較的安価で入手できる冷凍のメバチマグロやキハダマグロを食べることも多いと思います。

 これらのマグロも、赤身はプリプリ、トロも十分に脂が乗っていてとてもおいしく、筆者も大好きですが、やっぱり時にはマグロの王様、クロマグロも食べたいですよね。

 くら寿司では、10月4日から10日までの一週間、天然のクロマグロを手軽に食べられる価格で提供します。それも脂が乗ってワンランク上のおいしさと言われる100キロ以上のものだけを厳選しています。この機会にぜひ、マグロの王様・100キロ超のクロマグロを堪能してみてはいかがでしょうか?

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◯岡本浩之(おかもと・ひろゆき)
1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当

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岡本浩之

岡本浩之

おかもと・ひろゆき/1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当、2021年1月から取締役 広報宣伝IR本部 本部長。

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