なぜ「算数の壁」は小学4年生なのか? つまずきポイントを知って苦手を克服!

AERAwithKids

2019/09/27 11:30

つまずきポイント(2):小数の計算で、答えの点の位置を間違えたり点をつけ忘れたりする。
【克服法】暗記に頼るのではなく、小数のしくみを理解する。

 小数の計算は「整数のかけ算におきかえて、あとから点をつけるだけ」と思いがちですが、そのような機械的な覚え方だと、子どもは小数点の位置を間違えたりつけ忘れることが出てしまいます。そこで、3年生で習った「小数のしくみ」や4年生で習う「整数のかけ算・割り算の決まり」を組み合わせて考えるとミスを防ぎやすくなります。
「小数の克服法では、しくみをきちんと理解することが大切です。小数のしくみの基本は『1は0.1が10個集まった数』ということ。0.1が何個分とイメージしながら計算すると、答えも正しくなっていきます」(岡部先生)

つまずきポイント(3):がい数の問題で、答えをよく間違えてしまう。
【克服法】どこを四捨五入するのか、場所を正しくとらえる。

 億や兆という大きな単位を扱うときに出てくる単元「がい数」(およその数)でも、つまずく子どもがたくさんいるようです。例えば「44932の百の位を四捨五入してがい数にしなさい」、「44932を、四捨五入をして上から2桁のがい数にしなさい」といった問題は、大人でも頭がこんがらがってしまいます。

「がい数の問題は四捨五入する場所を正しく読み取る必要があります。曖昧なままにせず、『どこの位を四捨五入するのかな?』『そうそう、ここの位だね』など、はじめのうちは、一つずつ丁寧に確認をするのと確実に身につきます」(岡部先生)

 岡部先生からは「まだまだ生活や遊びのなかから学ぶ算数感覚がたくさんあるので、『解けた』『発見した』『こんな考えもあったんだ』という部分を共有しながら見てあげるといいですね」というアドバイスも。

「算数は、ある単元を理解したあと、その理解をさらに深めて、また別の問題を発見・解決して、新しい学習を創造していく教科。一つの単元を覚えたら終わりではなく、体系的につながりながら進んでいくことを親御さんも理解してもらえたらと思います」(岡部先生)

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